Student

受講生の声

高橋 陽子さん

未来を考える問いの効果

高橋 陽子 さん

IT関連会社管理部 マネージャー
(一財)生涯学習開発財団認定コーチ
(2014年12月受講開始)

※内容および所属・役職等は取材当時のものを掲載しています。

ITサービスの会社で、管理部のマネージャーをされている高橋陽子さん。「どうしたら強い管理部になるだろうか?」「どうしたらメンバーが主体的に動いてくれるのだろうか?」と考えた結果、行き着いたのがコーチングだったそうです。

学んだきっかけ2点とコーチ・エィを選んだ理由

1点目は、自分がコーチをつけてから、行動が変わり、いろいろなことにチャレンジをするようになりコーチングの成果を感じたことです。

2点目は、一人ひとりが輝く組織をつくっていきたいという想いがあることです。それは本人の強みを活かして個々が活躍できる会社と私は定義しているのですがその手段としてコーチングが活かせるのではないか、と思い受講し始めました。

コーチ・エィを選んだ理由は、「ビジネスで使えるものを学びたい」と思っていたので、ビジネスの現場に即したプログラムを持っているところに魅力を感じたからです。

組織の現状として

ITサービスの会社で、私は管理部のマネージャーをしています。現在社員は100名弱ですが、2019年7月までに200名体制にする目標があります。そこに向けて着実に組織は拡大しつつあります。

一方で、私が所属している管理部はメンバー3名。会社の拡大に伴い「必要なことがあれば、私たちが整理をしていく」という、受け身の姿勢で仕事をしていました。

この1月にマネージャーになり、会社の状態と私たちの管理部の間に大きなギャップがあると気づきました。

私たち管理部が主体的に動く組織にしないと私たちが組織拡大を妨げる原因になるかもしれないと思いました。ある意味、危機感を感じていました。

そこで「どうしたら強い管理部になるだろうか?」「どうしたらメンバーが主体的に動いてくれるのだろうか?」を考え続けてきました。その考えた結果いきついたのがコーチングでした。

良い質問はよいチームをつくる→早速現場で実践

ちょうど参加したオンラインクラスで「良い質問はよいチームをつくる」ことを学びました。早速、メンバーに質問し続けました。ですが、なかなかメンバーに変化が現れませんでした。

私は「自分がどういう質問をしているだろう」と思い、自分がメンバーにした質問を全部書き出してみました。そうすると「今、何をしなければいけないのか」「今、何が必要なのか」「過去はどうだったのか」というように現状や過去にフィーカスした問いかけをしていたことに気づきました。

そこで、クラスで学んだ「未来を考える問い」を試してみようと思い、意図的に未来に向けた問いを共有しました。例えば「会社が大きくなったら、どういう管理部にしたいのか?」「そんな中で自分自身がどうありたいのか?みんな自身がどうありたいのか?」という未来にフォーカスした問いです。

メンバーの姿勢の変化

実際にその問いをし続けて3ヶ月して、少しずつメンバーに変化が現れてきました。今までは受け身の姿勢で仕事をしていたのが、メンバーから「こういうことをしてみたい。やってみてもいいですか?」「こういうことが必要だと思う、これしませんか?」と提案がでてくるようになりました。

提案によって実施したことを紹介します。

1つは、元々、殺風景であった休憩室のリニューアルです。これは社員から「もっと、社員がリフレッシュできるような休憩室をつくりたい」という提案があり、カラフルな休憩室にしました。

もう1つは「頑張っている社員を称賛する文化をつくっていきたい」と意見があり、小さいイベントという形でお祝いを実施しています。

「未来を考えた問い」によって私たちのチームは少しづつ主体的に動けるようになり、組織に影響を与えている管理部に変化しています。 今までは受け身の姿勢で仕事をする守りの管理部だったんですけれども今は、「自分たちが会社を引っ張っていこう」と考える攻めの管理部を目指して頑張っています。


ページトップへ