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受講生の声

小林 和彦さん

組織の風通しの良さを変えたアカデミアでの学び

小林 和彦 さん

東京ガス株式会社 産業エネルギー事業部 神奈川産業エネルギー部 部長
国際コーチング連盟アソシエイト認定コーチ (ACC:Associate Certified Coach)
(2021年5月受講開始)

もともとマネジメントにコーチングを取り入れていた小林さん。「より理論立てて体系的に学びたい」そんな思いでコーチ・エィ アカデミアでの学びをスタートされました。ご自身の変化にとどまらず、組織の風通しや業績結果も上向きに変化した体験談をお話しくださいました。

もし1000人の部下がいたら

私はもともと、一人ひとりに合わせた関わり方をするのが好きでした。しかしあるとき、人事部長との面談で「個に入り込むタイプだね」というフィードバックをもらい、「たしかに、もし1000人の部下をもつことになったら、いまのやり方では対応が難しいだろう」と気づかされました。より大きな組織になっても個別対応の関わりを大切にするには、今とは違うアプローチを手にする必要があると考え始めました。そして、コーチングについてより具体的な理論やスキルを身につけようと思い、体系立ったカリキュラムで学べるコーチ・エィ アカデミアの受講を決めました。

得意だと思っていた「聞く」能力、やってみて自分の関わりに愕然とした

コーチ・エィ アカデミアで学び始める前から、すでにコーチングを取り入れた1on1をしていたので、恥ずかしながら人の話を「聞く」ことは得意で、できる方だと思っていました。しかし、あるメンバーとの1on1で、「なんで小林さんは私の問題を解決しようとしたんですか?」とフィードバックをもらう体験がありました。

相談をもちかけられたときには相手の話を聞いているつもりでしたが、本質的には話を聞いておらず、自分がなんとか解決しようとしていたことに気づき、愕然としました。

正直とてもショックでした。社内メンバーとのコミュニケーションにおいて、自分の考えを伝えたり、経験に基づく解決策を示したりすることが自分の価値であると思っていたので、双方向の対話が不足していたのかもしれません。いま振り返ってみると、上意下達の関わりをしていたと思います。

オンラインの環境でも「以前に比べて風通しが良くなった」

部下とのコミュニケーションを変えてから、業績目標が順調に達成されています。それ以上に成果を感じたのは、社員調査におけるコミュニケーションに関するフィードバックです。私の所属している組織からは、「以前に比べて風通しが良くなった」との声が多く出てきました。やってよかったと思う行動はたくさんありますが、特に印象に残っていることを2つご紹介します。

まず、学びをスタートした時に「私はコーチングを学んでいて、それを組織に浸透させていきたい」「未熟だけれどこれから関わり方を変えます」と宣言したことです。後から部下に聞いたところ、「小林さんも私たちや部のために頑張ってくれていることを知り、自分も新しいことを勉強してみようとスクールに通い始めました」と言ってくれました。

そして部下と関わるときは、とにかく口を挟まず、相手が話し終えるまで受け取ることを徹底しました。話す時間内のゴールやその部下本人のゴール設定自体も、私が決めるのではなく部下が自分の意思で決めて自由に行動できるように、聞くことや問いかけに徹しました。部下に、「小林さんはどう思いますか?」とアドバイスを求められた時も、自分の意見を伝えるだけではなく、「それを聞いてみてどう感じるか」という相手の考えを聞いて行動を相手に選択してもらうということを実践していました。

自身の取り組みが自組織や全社にも伝播していると感じた

上記以外でも、クラスで学んだアクノレッジメントという、相手の存在を承認することを日常的に意識しました。定期的にオフィスを歩きまわり、部下を観察し、気づいた変化は相手に伝えるようにしました。「今日いつもよりも元気ないね、どうしたの?」「最近どうしてる?」「休みの日は何したの?」という風に、気軽なコミュニケーションをとる習慣をつけました。そうすると、今度はその部下がほかのメンバーにも同じような関わりをしたり、飲み会などで「あのメンバーが最近頑張っている」という発言をしたりするようになっていきました。お互いを観察し認め合う習慣が伝播しているようです。私が意識して変えた関わり方を部下や周りの人たちもやり始めるようになり、組織全体にその波紋が広がっていることを感じています。

また、全社にもコーチングの関わりを浸透させたいと思い、全社を対象としてオンラインでコーチングの掲示板を作りました。今では掲示板には170人もの参加者がいます。少しずつですが、社内でコーチングに対して興味を持つ人が増えてきています。対話を通じて組織の目標達成と自己実現に向けて歩み合う連鎖が全社的に生まれることを目指して、今後も取り組みたいと思っています。

電話クラスで耳が研ぎ澄まされ、対面でも相手から得られる情報は何倍にも増えた

電話クラスは、仕事の前後やお昼休みに受講することができます。これによって、学んだことを即実践し、すぐに身につけられるといったサイクルが生まれています。また、週2回の電話でのトレーニングにより、耳が研ぎ澄まされたように感じています。それまでは表情やしぐさに影響され、相手の話を十分には聞くことができていなかったかもしれません。

コロナ禍でオンラインでのやりとりが増え、画面の表情だけではその人の状態を感じにくくなりました。しかし耳が鍛えられたことで、相手の言葉や間の取り方、息遣いからだけでも、ここまでたくさんの情報が得られるのだということを発見しています。以前に比べ、相手の使う言葉、言い方や言い回しにもアンテナを立てられるようになっているので、対面で人と会ったときにも、より多くの情報を聞き取れるようになりました。引き続き、聞くことの感度を高める工夫もしながら、コーチングがもたらす変化を組織に広げていきたいと思います。

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