一人の部下との関わりがチームの変革に繋がる
部下の一人に、着実に丁寧に関係者を巻き込んで仕事をするタイプの方がいます。自分とは仕事の進め方や考え方が真逆で、彼女の考え方に対して理解ができず「自分だったらこうするとか、こうしたほうが成果をだせるよね」など自分の視点で考えていました。しかし、アカデミアで学んだことで、私は彼女とタイプが違うと気づき、今まで噛み合わなかった部分に対して腹落ちができました。私がどう思っているかは一旦わきに置き、まっさらな気持ちで話を聞けるようになった結果、それまでは見えてこなかった彼女の価値観や大事にしていること、どうしたいのかをしっかりと受け取って話せるようになりました。彼女は「今野さんとの1on1で、言語化し約束することで、行動して、結果を出すサイクルを描けるようになったのがよかった」と伝えてくれました。彼女の持つ、着実に物事を進め、課題に向かっていく強みを生かせるようになってきたと思っています。
また、彼女が全社をフィールドにして成果を上げつつあることで、チームメンバーの業務も変わってきたと伝えてくれました。今まではチーム内のことはチームの中で何とかしようとしていたが、思い切って同じ役職の人たちに対してアプローチをしたり、全社的にどうなったらよいかを考えたりすることが、結果として足元のチームをよくすることに繋がるという気づきを得たそうです。