言われたことだけを実行していた部下から提案や決意表明の声が!
2020年4月に海外人財の採用教育部門への異動により、外国籍のメンバーの部下が増えました。これまでは日本人の上司からの「指示型マネジメント」の下で、言われたことだけを実行していたような印象があり、受け身で仕事をしているスタッフが多くいました。私は、コーチングの学びを活かし、彼ら外国籍のメンバーに「何をモチベーションにしているのか」「得意・苦手なことはどんなことなのか」を自分から話しかけ、承認(アクノレッジ)し、感じたことをフィードバックし、毎日関わりを持ちました。また、勉強会と題して皆が集まる機会を毎週設けました。これからの目標やビジョンの共有を図るとともに、目標達成やチャレンジすることについて問いかけ、皆が、自ら目標やチャレンジについて考え意見できる場づくりに取り組みました。
そうした取り組みを始めて3か月ほど経つと、外国籍のメンバーから、とあるイベントをやってみたいという提案があがったり、負担のかかる業務でも「私がやります」と自ら声があがることが普通になってきました。来年3月までの目標達成に関しても、「久保さん、私たちのチームは12月までに達成します!」という決意表明があり、主体性があがっているのを感じます。
以前からの外国籍のメンバーを知る日本人メンバーからも、「メンバー同士が最近よく話し活性化してきた」「とても積極的になった」と、彼らの成長を実感するコメントが聞けるようになっています。
当初は、本社のある首都圏で勉強会を開催しておりましたが、他エリアの外国籍のメンバーから「私たちも話がしたい」「勉強会をやってほしい」という声があがり、現在は名古屋、大阪、福岡でも勉強会を開催しています。成長の刺激が組織に広がっている手応えを感じています。