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受講生の声

久保 博義さん

コーチングで部下の話す機会を演出し、主体的な行動を起こす

久保 博義 さん

株式会社LEOC グローバルダイバーシティ統括 執行役員
(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ
(2017年4月受講開始)

※内容および所属・役職等は取材当時のものを掲載しています。

研修部門の責任者の立場でコーチングの学びをスタートした久保さん。その後、異動先の様々な組織でコーチングをマネジメントに活かし、変化や成果を出していらっしゃいます。社内コーチとしても活動し、コーチングの面白さを日々感じているという久保様に、コーチングでの成果や魅力についてお話しを伺いました。

これからの自分自身のキャリアのために受講を決意

社内の研修部門を担当していた時に、コーチング研修を内製化することが目的であったのですが、自分自身も以前からコーチングに興味があり、部下とのコミュニケーションや育成にも役立てたいと思い、一から体系的に学ぼうと、コーチングの教育機関を探すなかで、国内資格と、国際コーチング連盟の資格の両方を取得することができる、コーチ・エィ アカデミアを選びました。

言われたことだけを実行していた部下から提案や決意表明の声が!

2020年4月に海外人財の採用教育部門への異動により、外国籍のメンバーの部下が増えました。これまでは日本人の上司からの「指示型マネジメント」の下で、言われたことだけを実行していたような印象があり、受け身で仕事をしているスタッフが多くいました。私は、コーチングの学びを活かし、彼ら外国籍のメンバーに「何をモチベーションにしているのか」「得意・苦手なことはどんなことなのか」を自分から話しかけ、承認(アクノレッジ)し、感じたことをフィードバックし、毎日関わりを持ちました。また、勉強会と題して皆が集まる機会を毎週設けました。これからの目標やビジョンの共有を図るとともに、目標達成やチャレンジすることについて問いかけ、皆が、自ら目標やチャレンジについて考え意見できる場づくりに取り組みました。

そうした取り組みを始めて3か月ほど経つと、外国籍のメンバーから、とあるイベントをやってみたいという提案があがったり、負担のかかる業務でも「私がやります」と自ら声があがることが普通になってきました。来年3月までの目標達成に関しても、「久保さん、私たちのチームは12月までに達成します!」という決意表明があり、主体性があがっているのを感じます。

以前からの外国籍のメンバーを知る日本人メンバーからも、「メンバー同士が最近よく話し活性化してきた」「とても積極的になった」と、彼らの成長を実感するコメントが聞けるようになっています。

当初は、本社のある首都圏で勉強会を開催しておりましたが、他エリアの外国籍のメンバーから「私たちも話がしたい」「勉強会をやってほしい」という声があがり、現在は名古屋、大阪、福岡でも勉強会を開催しています。成長の刺激が組織に広がっている手応えを感じています。

「メンバーがやりやすく、活躍できるチーム」づくりへ

コーチングを学んでの変化は周囲だけでなく、自分自身にも起きています。

まず、上司として、本当に関わりやすい、話しやすい関係を常に考え意識するようになりました。「上司が見てくれている」「心から信頼できる」「この人がいるから頑張ろうと思う」といった仕事に対する意識からモチベーションアップまで、リーダーとして、どんな関わりをすべきなのか、ということをとても考えるようになっています。

1対1の面談だけではなく、日々の何気ないコミュニケーションの中で、「ちょっとした誉め言葉」や「言い難いこと」を伝えることで、信頼関係の構築にもつながっていると感じています。上長からも「久保さんのところには部下が良く来るね」と言われて、嬉しく思っています。

さらに、外国籍のメンバーにおいては、ティーチングや指示命令も使いながら、必要と思われるところではコーチングを活用した問いかけをおこない、自分なりに「使い分け」をできるようになったことも変化の一つです。

「自分がやりやすいチーム」ではなく、「メンバーがやりやすく、活躍できるチーム」であることを大切に組織づくりに取り組んでいます。

コーチ・エィ アカデミアから得られた「気づき」による成果の実現

コーチ・エィ アカデミアでは、クラスでの学びと並行して、コーチを受ける機会や、コーチをする機会もあり、自分のコミュニケーションの取り方が大きく変化してきました。コーチを受ける場面では、「組織づくり」をテーマに話す機会も多く、そこでの気づきを実行してきたことが、今回の成果に大きく影響していると思います。

これまでも、コミュニケーションはとっている「つもり」でした。コーチングの学びは、「リーダーとしての関わり方」を考えるとても良い機会になっていて、自分が理想とするリーダー像に1歩ずつ進んでいる実感があります。

現在は、社内コーチとして、特定の部署の方を対象としてクライアントを募集し、約20名の方々にコーチをしています。時間を作るのが大変な時もありますが、学ぶ楽しさと、「久保さんと話して整理が出来た」「ハッとさせられた」「話す前は目の前にモヤがかかっていたが、話すことで晴れやかな気分になりました」とクライアントから言われると、コーチングの効果ってすごいし、やっていて楽しいなと思います。

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