Student

受講生の声

夏井 晴美さん

人事として相手のビジョンを一緒に描く

夏井 晴美 さん

株式会社トライバルメディアハウス HRチーム
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
(2017年12月受講開始)

※内容および所属・役職等は取材当時のものを掲載しています。

「人の成長やチャレンジに対してエネルギーを注いでいきたい」という思いからコーチングの学びをスタートされた夏井さん。コーチングとの出会いは10年以上前。現在はベンチャー企業の人事チームの組織拡大に関わりながら、コーチングスキルを活用しています。

仕事でも、仕事以外でも、人の思いを大切にしていきたい

これまで、企業で人事の仕事をしている中で、仕事や仕事以外でも、人の思いに寄り添って伴走することを大切にしてきました。目の前にいる人の目標の更に先には、必ずその人が大切に思い描いているビジョンがあります。そのビジョンに向けたチャレンジを一緒にしていきたいと思い、コーチングを学び始めました。

学び始めてから、私は、社内だけではなく、社外の勉強会で知り合った経営者の友人や知人をコーチングする機会を持っています。クラスを受けることもコーチングをすることも楽しくて、負担感無く続けられました。私にとって、職場以外の人とのコーチングはとても貴重な機会で学ぶことが沢山あり、仕事にも役に立っています。

相手に一歩踏み込んだ対話ができるように

今までは、ミーティングでも面談でも、相手の反応やその場の雰囲気に遠慮して、コミュニケーションを辞めてしまうことが沢山ありました。相手が違う方向見ていたら「今の話に興味ないんだな」とか「話すの嫌なんだな」と勝手に判断し、対話や関わりをしないようにしていました。相手の反応によって自分の行動が制限されていることに、コーチングを学んで気づくことができました。

今はもう少し踏み込んで対話ができるようになりました。「あなたについて、私はからはこういう風に見えているのですが、どう思いますか?」といった関わりに変わっています。

相手に「反応する」のではなく、本当に話した方がいいことについて「関わりを選ぶ」ことで、お互いにとって前進に繋がる対話ができるようになりました。

タスク伝達から、みんなで考えるミーティングに

チームメンバーとの業務では、「これやって下さい」といった指示ではなく、「今進捗どうですか?」「次どうしましょうか?」と一緒に考えるようにしています。意見を出したいときは「これは提案ですが、こうしてみるのはいかがでしょうか」と指示やお願いではなく提案として伝え、チームメンバーにも一緒に考えてもらうようにしています。ミーティングでも「この課題を解決するにはこんな方法があります。皆さんどういう風にやっていきますか?」と全員で最適解について考えられるような共通の質問を、私から発信するようにしています。共通の質問をすることによって、全員が意見を言いあえる雰囲気を作り出したいです。

今の会社に入社をして、同僚から「タスクを伝達するだけのミーティングが多かったですが、夏井さんが入られてからは、一回ディスカッションして決めるという会話が増えました。」と言われたときはとても嬉しかったです。

専門知識とコーチングスキル、両面を持った人事

人事として、組織のリーダーと対話をする機会が沢山あります。専門知識や経験にのっとって淡々とコミュケーションをとることも必要ですが、それだけではリーダーの思い描くゴールに照らしたサポートはできません。リーダーの迷いや悩み、責任の裏側にある、目指しているゴールを知った上で関わることが大切と思っています。人事としての知識にプラスして、コーチングで学ぶスキル(聞く・質問する・共感する)を知っていることは、リーダーが思い描くゴールに一緒に向かう上でとても強力なスキルだと思います。

転職して4か月ほどですが、できるだけ部門の皆さんとの距離が近い人事にしたいと思っています。スタッフや、組織のリーダーの想いに寄り添うことのできる人事の一員でいたいと思っています。

セルフコーチングがうまくできていると、相手にコーチングができる

アカデミアでの学びを振り返ると、周囲とのコミュニケーションの武器をつかめると同時に、自分に対しての気づきが多かったと思っています。

以前は、子育てや仕事のやりくりで、「自分でやらなくてはならない」という責任感で、自分を追い込みすぎたり、自分を冷静に見ることが出来無くなったりすることがよくありました。

コーチングを学んで、自分自身の状態や感情をうまくマネジメントできるようになりました。今は客観的に「感情的になっている」「余裕がない」と認識できることで、うまく軌道修正することができています。

セルフコーチングがうまくできているという事は、相手と双方向で対話ができたり、コーチングができることにつながります。自分自身がコーチングの効果を実感していないと、相手に対してコーチングはできないと思います。

「親と子では見る世界が違う」子育てにも共通するコーチングスキル

子育てにおいても、親と子では見る世界が違うので、同じものを見ると言うのは難しいです。だからこそ、コーチングのスキルを活かして対話をしながら、娘が見ている今の世界はどんな感じかなとか、娘が大事にしている事は何か?を、知ることを大事にしています。


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