Student

受講生の声

白井和子さん

コーチングは相手を変えるのではなく、自分の関わり方を変えること

白井和子 さん

株式会社パソナライフケア 人材開発部 執行役員
(2015年10月受講開始)

※内容および所属・役職等は取材当時のものを掲載しています。

執行役員として管掌部門における全国の責任者に着任したことがきっかけで、コーチ・エィ アカデミアを受講された白井和子さん。コーチングを学び始めて、「変えるのは相手ではなく、自分の関わり方だ」と気づく。3年間で10人の管理職を生み出した白井さんのマネジメント手法とは。

コーチ・エィ アカデミア受講のきっかけは?

執行役員として管掌部門における全国の責任者に着任したことがきっかけです。関わる領域も責任範囲も広がった上、メンバーの中にはこれまで顔をみたこともない人や自分よりベテランの人も沢山いました。これまで現場で実践してきた独学のマネジメント力だけでは組織の力を引き出せないのではと感じ、系統的にコーチングを学ぼうと決めました。コーチ・エィ アカデミアを選んだのは、組織の中で活用していくことを想定した時に、ビジネス上のマネジメントに直結する内容だと思ったからです。また、自分自身のキャリアアップのためにも、国際ライセンスが取得できるしっかりしたカリキュラムであること、働きながら時間や場所を選ばずフレキシブルに学べることが受講の後押しになりました。

自分の関わり方が変わると相手の反応が変わる

コーチングを学び始めてまず気づいたのは、変えるのは相手ではないということです。「相手を変える」のではなく、自分の関わり方を変えることで相手の反応が変わることを実感しました。

コーチングを使って一番多くコミュニケーションをとったのは、直属の部下の数名です。最初のうちは、「コーチング」というと相手が緊張してしまうので、まずはその壁を取り払うための努力をしました。また、「タイプ分け™」を学び、相手のタイプに合わせてどのような声掛けをするかを考えたり、クラスで学んだ言葉を実際に使ってみたりしました。それ以外にも、「信頼関係を築く」「相手の状況を把握する」「行動を促進させる」といった目的や意図をもって関わるようになり、時間をかけながら、多くのメンバーと信頼関係を築くことができたと思います。関係性が変わっていくにつれて、主体的な取り組みやポジティブな意見が多数でるようになってきました。なにより、「現状を乗り越え、楽しみながら成果を出す」という組織風土をメンバーが作り出してくれたと感じています。

コーチングで3年間に10人の管理職が誕生

コーチング期間中に関わったメンバーの中から3年間で10人の管理職が新たに誕生しました。その中に、子育てとの両立で時短勤務のメンバーがいました。話し始めた当初、彼女はいつも自信がない様子で、「自分は組織の役に立っていない、申し訳ない」と話していました。オンラインクラスの中で「承認」について学び、彼女とのコーチングの中でも「これまでにどんなことを成し遂げてきたか、一緒に振り返ってみませんか?」「あなたのどんな強みが周囲にどんな影響を与えたと思いますか?」といった、相手に肯定的な問いかけをしました。また、目の前の育児と仕事しか見えてないように感じたので、3年後5年後の子供と自分の成長もテーマにしながら話をしました。やり取りを重ねるうちに、「すみません」という口癖が減り、自信なさげな表情が笑顔に変わりました。ポテンシャルはありつつも控え目だった彼女が、自分から全国に向けて積極的に意見を発信するようにもなり、メンバー全員が頼るようなキーマンに成長し、その後、管理職に昇進しました。

組織全体としても、着任からの3年間、会社から期待された以上の実績を残すことができました。一人一人の力が結集できたのは、コーチング的関わり合いの風土をコアメンバー達が築いてくれたからだと感じています。また、個人的な成果では、国家資格の1級キャリアコンサルティング技能士に1回目のチャレンジで合格したことも、コーチングの学びが間接的に寄与してくれたように感じます。

違うタイプの人の成長をサポートできるように

私はコーチ・エィ アカデミアで学んで本当によかったと思っています。投資額を考えても、手に入れた価値の大きさが勝ります。学ぶ前の手探りなマネジメント手法では、自分と似たタイプの人を伸ばすことはできても、違うタイプの人を理解し、その背中を押すことは難しかった。人のキャリアに関わることを生業にしている身として、この価値観に気づき、手法を学べたことは大きな財産になりました。毎回のクラスでは様々な方のコーチングに触れて、新鮮な刺激をもらえるので、振り返るとあっという間の受講期間でした。

AIが進化し、世の中は変わっていきます。どんな業種でも、マネジメントの立場かどうかにも関係なく、間違いなくこれから必要となっていくのは"人との関わり力"だと思います。興味がある方はぜひ、チャレンジされることをお勧めしたいです。

現在は新たに介護・保育領域の人材ビジネスにチャレンジ中です。介護される側の人が、いくつになってもやりたいことや生きがいを感じられるような介護の関わりを、そして、介護する側の人が自分のキャリアを明るく描いていけるサポートができる組織に成長していけるよう、チャレンジ中です。そのためにもさらに上位のコーチング資格を目指して勉強を続けています。

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