リーダーとして、相手を「知る」ことの重要性
コーチングを学んで一番変化したことは、相手の話を聞けるようになり、相手を理解しようと思えるようになったことです。それまでは、自分がどう会社を変えるかという視点しかなく、私の考えだけを話していました。そんな中、担当コーチとの1on1で「一緒に働く人はどのような価値観を持っていますか?」という質問を受け、ハッとしました。周りの人の価値観について、ほとんど考えた事がないことに気が付いたのです。
その人について知りたいという気持ちになり、毎朝、今日は誰とどんな話をしようか考え、社員それぞれと積極的に話すようにしました。
今までは相手の言うことに納得できずに感情的になることもありましたが、どういう価値観を持っているからそう発言するのだろう、と考えるようになると、冷静に相手の話を聞けるようになりました。その頃から相手がどんどん話してくれるようになり、仕事だけではなく、家族の話もし始めて、その人をより理解できるようになりました。それまではコミュニケーション不足から、社員がやってくれないということがありましたが、お互い情報を出し合って、話をしていくことで仕事のミスが減るなどよい方向へ向かっています。