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受講生の声

山田 友紀さん

山田さんと話すと、もう少し頑張ってみようという気持ちになる

山田 友紀 さん

株式会社ふくなかまジャパン 取締役
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナルコーチ
(2018年5月受講開始)

※内容および所属・役職等は取材当時のものを掲載しています。

自身が受けてきた指示型マネジメントでは、メンバーは育たないと感じ、自分発で仕事をする人を育てたいと思って受講を決めた山田さん。関わり方を変えたことによる、メンバーの成果についてインタビューしました。

自分発で仕事を進められるような人材を育てたい

私自身は「ああしろ、こうしろ」という指導で育てられてきました。指導する立場になったとき、同じような指導方法では、ある領域から育たなくなると感じていました。その人の持っている能力や強みを引き出して、指示待ちではなく、自分発で仕事ができるような人材育成をしたいと考えるようになったことが受講のきっかけです。

また、コミュニケーションのモデルになる方が周りにいらっしゃるのですが、その方はコーチ・エィ アカデミアを受講していました。この人のようになりたいと思い、学び始めました。コーチングの基礎からしっかりと学ぶことができ、プロのコーチからコーチングを受けられることも私にとってはとても魅力的でした。

「待つ」ことで起きる相手の主体性の変化

以前は、相手から結論が出ないときはすぐに「ああしたらいい、こうしたらいい」と指導をしていました。私が決めることで、相手の主体性を奪っていたなと感じます。

特に、私はスピード重視で進めたいタイプなので、相手の反応が遅いと、「相手が考えられない人」と決めつけていたと思います。コーチングを学んだことで、コミュニケーションには特徴があり、自分とは違うタイプだとに気づけたことは大きかったです。

「相手のコミュニケーションのタイプは何か?」を考え、相手に合わせた関わり方ができるようになりました。相手が話すことを待てるようになったことで、相手が自分で考えて、決めて、言葉にして、行動を起こすので、決めたことに責任を持てるように変わってきました。本人たちがやりたいことを伝えてくれるようになり、次の行動もスピーディーに提案してくれるので、仕事の生産性も高くなりました。

オンラインクラスに参加することで実践力が身につく

初めてオンラインクラスに参加した時、ニューヨークから参加されている方がいらっしゃいました。今まで日本の中で働いたことしかなかったので、海外でお仕事をされている方や、違う職種・職位の方々と一緒に学び、受講生それぞれの価値観について知ることができました。オンラインクラスでは受講生同士でコーチングを実践する機会があります。クラスの中で学び、実践力を身に付けられるので、周囲とのコミュニケーションやコーチングの実践にそのまま活かされています。コーチングをする中で、上手くいかなかったことが起これば、クライアントに直接、「あなたのためになっているか?」と聞いています。相手の反応を怖がらずに、率直なコミュニケーションがとれている実感があります。

オンラインクラスだけでない、1on1コーチングの魅力

オンラインクラスと並行して、プロのコーチから1on1のコーチングが受けられます。プロのコーチはしっかりと私の話を聞いてくれます。「こうした方がいい」とアドバイスや指示はなく、「その目標達成するためにあなたはどうしたらいいのか」ということにフォーカスして私に質問してくれます。私が自分自身の目標を考えて、行動を決めて、実行するサイクルが回せるようになっています。

コーチングを受けた実体験が、周囲へのコーチングにも活かされています。

人は、目標が魅力的でないことや、「~しなければ」と思うと、やる気になりません。達成するプロセスを楽しめるような、魅力的な目標を立てることが、コーチングしていてとても大切だと1on1コーチングを通じて学びました。目標は一回立てたら終わりではなく、何度も立て直しながら、自分が思うところに向かって行くことを繰り返します。

自分のやりたいことを質問して聞き出してくれるコーチングの技術は、「自由に泳いで目標にたどり着ける人材育成」の方法の一つだと感じています。自分自身の成長にも、周囲の人材育成にも使えるスキルとして、学ぶことで得るものは大きいです。

相手を後押しする関わりが成果に繋がる

部下に対してのコーチングの中で、部下が目標に向けてやりたいと思っていることに対して、「やってみよう」と後押しができるようになりました。また、部下だけではなく、介護保険事業の仕事をしていますので、利用者(高齢者)の方に対しても、コーチングスキルを活かすことができています。私たちスタッフが主導して「~したほうがいいですよ」と関わると、「あなたなんかに決められたくない」と受け入れられないことも多く、支援破綻してしまうことがあります。選択肢を出して、相手が自分で選べるように用意すると、自分で納得して選んでもらえることが多いです。自分で決めたことを取り入れるので、要介護度が軽くなったり、外出の機会が増えたり、ご家族との関係が良くなるという成果に繋がっています。

「山田さんと話すと、もう少し頑張ってみようという気持ちになる」とか、「自分の希望する未来を想像できるようになった」とか、そういった言葉を頂けた時はとても嬉しかったです。

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